2021年11月5日(金)〜 6日(土)
「第49回日本関節病学会」が開催されました。

第49回日本関節病学会レポート

広報委員 高知大学整形外科 阿漕孝治

第48回は新型コロナ感染症の収束の兆しが見えない中で、学術集会はライブ/オンデマンド併用のWeb開催となりました。集会とは、読んで字の如く、人が集まり顔を会わせ意見を交えることで「情報交換を行い」「自分の立ち位置を知り」これにより「次の活動の元気を得る」場であると考えます。そのような意味で、対面での実施ができない、また、全員懇親会を開催できないのは実に残念でした。しかし、Web開催ならではの良さもあります。通常の学術集会では、これを聞くとあれは聞けない、などと悩むことがありますが、オンデマンドでは聞きたい話は全て聞くことができます。視聴後にメールで演者に感想を述べると、感激された先生が多くありました。

本年度は、全国的なCovid-19の感染によりWeb開催となりましたが、本学会ならではの関節全般を網羅する大変興味深いシンポジウムや教育研修講演、一般講演を拝聴することができました。本学会に参加している医師の大部分が整形外科医だと思われますが、より良い治療・手術を患者さんへ提供するために、確固たるエビデンスに裏付けされた知識と技術が必要になります。本学会では、手術だけでなく関節病の病態に関する講演も多く、Academic surgeonを目指す上では、非常に有意義なものであったと思います。

特別講演では、本学会の赤木理事長が「活力ある開かれた学会を目指して」と題してご講演され、学会とは会員の学びと成長を図る場であるとし、本学会の目指すべき方向性を我々中堅若手医師に示してくださいました。

現地開催によるface to faceでの議論が有意義なことは言うまでもないですが、Web開催にも利点があります。現地開催では、興味のある演題が同時に発表される場合には、どちらか一方の演題のみしか聴くことはできませんが、Web開催ではオンタイムのみで開催されている演題以外はすべてを、しかも何度も聴くことができます。私はこの利点は非常に良い点と考えており、自分にとって興味のある講演を少しでも多く聴くことで、今後の臨床や研究に生かすことができると思われます。